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使用する電池の問題

更新日: 2010/3/31

 スタンガンの高電圧化と小型化に伴い、スタンガンに最適な電池が要求されるようになりました。9Vアルカリ電池は種類も多いのですが、パナソニック以外は放電すらしない場合もあります。またスタンガンの電池ケースの多くは隙間が無く、他社メーカーの多くはコンマ数ミリ膨らんでいる形状を特徴とする為、無理に押し込むことになり、電池交換時には簡単に取り出せないといった症状も発生しています。

 パナソニックのアルカリ電池は形状も他社製品より薄く、9V電池は新品の時にテスター計測すると全ての製品が約9.5V-9.6Vの値を表示します。これはスナップ部分の電圧のみを計測する為、新品に関しては違いはありません。スタンガンに必要な電力はスナップ部分から継続して安定電力の9Vを取り出し続ける事が可能かどうかが電池性能の大きな違いとなって現れます。

 スタンガンを使用すると電池の消耗と共に電池は電圧降下が始まります。この時、出来る限り緩やかな曲線と共に電圧降下する電池が最もスタンガンに適している電池となります。パナソニックは市場に出荷している電池の使用期限も2年と限定し、常に新鮮な鮮度を保つように製品管理を徹底していることも他社との大きな違いです。

 近年ではカメラ用としてよく使用されているCR123Aリチウム電池が新製品のスタンガンに使用されはじめています。リチウム電池が持つ電池容量はアルカリ電池より遥かに大きいので、アルカリ電池と比べた場合、スタンガンの放電時間が格段に長くなり、またCR123Aを3個直列使用して9Vにした場合でもアルカリ電池より軽いため、スタンガンの小型、軽量化に最適な電池となっております。

 一般的な家電製品で電池を使用した場合、消耗とともに電圧の低下がおき、液晶の表示が薄くなったり、音が小さくなるなど性能の低下が確認できますが、スタンガンの場合は一定の電圧を下回ると一切放電しなくなります。定期的にテスターで電圧のチェックをしたり、実際に放電するかチェックをすることをおすすめします。

 9V電池は必ずアルカリ電池を使用してください。マンガン電池は残量が減ると電圧が大きく下がるため、リモコンなど電圧が落ちても使用できる小電力の機器に向いており、スタンガンのような高い電圧を維持する必要がある機器には不向きです。中の回路が故障する原因にもなります。

 

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